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高齢者の住まい-2

この住宅も先に紹介した住宅と同じ特徴を持っています。
高齢者の居室と水周りとの関係です。

この住宅にお住まいの方は、介護を必要とする70代の方です。
住居内の移動は基本的には車椅子で、
調子の良い時は付添者がいての歩行となります

 
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ここえでは、高齢者居室に前室を連続させ、
そこからトイレ、洗面・脱衣を連続させました。
この前室は、大きなシンクを設け、
汚れたものを前洗いすることができるようになっています。

この居室に隣接して、居間を設けています。
そこには畳コーナーが、南側には大きなテラスが続いており、
車椅子の生活で豊かな時間を得られるような空間構成としています。
また、このテラスは、デイサービスの時の
車の乗り降りに使われるプラットフォームとなり、
外部の介護者との接点となる場所です。

 

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 高齢期の住まいでは、
介護サービスなど家族以外の人が家庭内に入ってくる可能性も増しますので、
その点の考慮も必要です(プライバシー、物や情報の管理・共有など)。
また、バリアフリー改修などの場合にも、精神的な充実のためには、
物理的解決策を提示するだけでなく、
きちんと「どう暮らしたいのか」を聞くことが大切。
その「暮らしイメージ」の実現のために
「物理的な工夫」が必要なのだということを意識しておきたいと考えています。
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