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子どもの居場所

リビング⇒子ども室、
この図式を変えたいと思っています。
どんなところでもちょっとしたところで、
子どもの居場所になります。

写真は階段の踊り場を少しだけ広くして、
子どもの居場所にしたものです。
ここで本を読んでもいいし、
兄弟で遊んでもいいし、
結構いろんなことができます。

階段は段板を設けず、
1階のキッチンを見ることが来ます。
1階の気配が伝わってきます。
キッチンに立つとこの居場所を親も感じることができます。
家族で気配を感じ合うことが大切だと思っています。

写真の左側の写真はもう少し高くなっている、
小さな小さな居場所です。
ここでは段板を奥にして子どもの、
本やおもちゃを置くところになっています。
お母さんの飾りつけもあります。

立体的に作った子どもの居場所です。
「今日は少し親と距離をとりたい」
そんな日はここに子どもたちはやってきます。

その日の気分で、親との距離を自分で決めることが来ます。
その日の気分で踊り場で、他の気分の時は一段高いい場所へ。
親の姿は見えませんが、気配を感じることができます。

リビング⇒子ども室というつくりだと、
家族の気配を感じることが難しくなってしまいます。
それをなくすために、「間に」居場所を置きたいと思っています。

緑の大好きなご夫婦 大人を楽しむ住まい

福島のご夫婦お二人のお住まいです。
お二人とも植物が大好きで、
家のかなには緑がたくさんです。

先日、写真送ってくださり、その様子を見せてくれました。
ご夫婦のアイディアが光っています。

道路の緑と一緒になるように緑を配したり、
ロフトを使って緑に暖かさをつどけたり、
お住いの中は緑がたくさんです。

お二人で工夫していただいて、
私達もとても嬉しく思っています。

ファサード(正面)が二つの家

小さな女の子が二人の4人家族の設計をしています。
ただいま実施設計中(間取り計画が終了して仕上げや設備などの物決めの設計)です。

この家にはファサード(主たる立面)が二つあります。
南側の開けたところで、通りからよく見える面。
もう一つはご両親が住んでいらっしゃる母屋と広いお庭を挟んでの面です。
模型写真は北西の写真です。
階段のある北面が母屋へのファサードです。

南北、通りと母屋、この二つにファサードを持つというのは、
内部にとても大きな影響を与えます。
開いた南側ですから、太陽の日をたくさん取り入れたい=窓を多くとりたいです。
北側は母屋との関係も考えて、こちらも窓を多くとりたいです。

答えは両方に窓を大きく取ることにしました。
すると壁面を必要とするキッチンを含む水周りをどうするか、
東西に寄せてそれぞれを設け、それに関係づけて階段を設けました。

朝日の入りも欲しい、考え出すとそうしたくて仕方がなくなります。
北東に内部が膨張したような形で、
光のコーナー(家族のコーナー)をとりました。
模型にはまだその姿が現れていません。
その後のスタディで少しずつ変わっていきました。

この家のリビングは、陽と風に満たされ、3世代が交わる
とても豊かな家になったと思っています。
後はどういう衣装をまとい、内部の細部にいたるまで、
その衣装に沿うようにつくりあげられるかです。

これまでも楽しく、これからも楽しみです。

ホームページをリニューアルしました。

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